保管クリーニングって大丈夫?

保管クリーニングって?

 アナタの冬物衣料は大丈夫?

  最近、冬物衣料品を保管するという「保管サービス」がクリーニング業界で広まっています。お客様のタンスの代わりになり、冬物衣料品を保管するというのです。便利なサービスですが、ちょっと不安なこともあります。

以前よりあった「保管クリーニング」

 保管クリーニングは約20年前より行われていました。お客様のタンス代わりとなり、冬物衣料を夏場にお客様に代わって保管するというのであれば、立派なサービスです。最初に始めた人たちは、衣料品を洗って仕上げ、適度に温度、湿度が保たれた部屋に衣料品を保管しておくサービスを行いました。これは適切な部屋を備え、温度と湿度を保つ必要があるので、それなりにかなりコストがかかるサービスです。それゆえ、価格も高額でした。

 

クリーニングの繁忙期

 クリーニングでは、4,5,6月にクリーニング品がたくさん集まります。理由は冬物衣料品をお客様が出すからです。これにより、クリーニング工場は連日、残業続きの忙しさになります。たくさんお客様がクリーニングを出してくれるのは嬉しいのですが、あまりにもたくさんの衣料品が集まると、クリーニング店もそれをさばけなくなってしまいます。特に、最近はクリーニング業界は人手不足という問題を抱えていて、ますます仕事をこなせません。

 年間クリーニング需要

あるクリーニング工場の月別売上推移。4月の売上は1月や2月の2倍以上あります。このように、クリーニングは季節ごとに需要が大幅に変化する業種です。

保管クリーニングの「応用」

 そこで一部のクリーニング業者は、繁忙期の、4,5,6月に預かった品をそのままにしておいて、仕事が少なくなる7月頃から作業をするということを思いつきました。忙しい時期の品を後回しにすることにより、作業を楽にしているのです。

 これはクリーニング店にとっては助かります。また、場合によっては「保管料」も取れるのですから、ますます嬉しいことです。

 しかし、衣料品を汚れたまま数ヶ月も置くと、汚れが落ちなくなったり、虫食いの原因になります。衣料品にとって全く良いことではありません。そもそも、繁忙期の品を後回しにするというのはクリーニング業者の都合であり、お客様の問題ではありません。これでは「保管」ではなくて「放置」です。こんなことをしている業者もいるのです。

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 もしあなたの衣料品がこんな状態で数ヶ月放置されているとしたら、どう思いますか?

(この画像はあるクリーニング工場に入荷された品のものであり、実際に保管されている画像ではなく、あくまでイメージです)

 

「保管クリーニング」はよく話を聞いてから

 保管クリーニングを利用する際は、どのように保管するのか、どこで保管するのか、詳しく聞いてから利用するといいでしょう。ちゃんと保管している会社もありますが、いやに保管料が安いか、または保管料がゼロ等という場合には注意が必要です。保管中はどこにあるのか、ちゃんと洗ってから保管するのか、どのような場所に保管しているのか、保管中の温度や湿度は保たれているのかも重要です。